読書記録、たまに日常生活

本を読んで考えたことについてネタバレしないように紹介しようと思います。たまに日常生活について発信していきます。毎日19時に投稿します。

心理学と対人関係

今回は「ヤバい心理学」(日本文芸社)という本を読んだ感想をお伝えします。

 

 

 

☆内容

 皆さんは他人の言動の裏に隠された本当の気持ちを知りたい、自分の考えのベースとなっている本音を理解したいと思ったことはありませんか?

 この本ではたくさんある心理学のたツールから絶対に知っておきたい、重要であると思われるものが厳選されて紹介されています。乗っているものをすべてマスターしたら相手が「イエス」と言いたくなる状況や条件を作りだしたり、自分の行動を望ましい方向にコントロールすることができるかもしれません。

心理学を利用して対人関係の悩みや、恋愛の悩みを解決することができるかもしれません。

 

 

☆私が使ってみたいと思ったもの

 

 本に紹介されていたものの中で、私が実際に使ってみたいと思ったものを3つ紹介します。

 

①話し合いをしているときに相手にリラックスしてもらう方法

 親しくなりたいと思ってもなかなか心を許してもらえない時ってありますよね?

そんな時は勝っているペットや趣味の話など深くはないけどあえて答えやすい質問ばかりをするのがポイントらしいです。また、会議をしている場面であれば長方形のテーブルよりも円形のテーブルを使った方が良いらしいです。

 

 

②作り笑いなのかを見分ける方法

 どんなに楽しそうでも目と口が同時にうごいて笑顔になった場合は作り笑いかもしれません。楽しいことがあったとき人はまず口元を緩めてから目の表情を崩すのが普通。両者が同時に動くのは何かしらの意図があるのかもしれません。

現在はコロナの影響でマスクをしているため口元を観察するのが難しいかもしれませんが、テレビなどで出演者が笑っているときに着目してみたら、もしかしたら作り笑い疑惑が浮かび上がるかもしれませんね(笑)

一方でこの文章を読んだときに自分が作り笑いをするときには気をつけなければいけないと思いました。

 

 

心理学は個人的には面白いなと思う一方で、気にしすぎるのも怖いのでないかと思っています。ですが、将来の職業も対人関係が大切になっていくので勉強になりました。他の心理学の本も読んでみようかなと検討中です。

 

 

本日も残りわずかですが皆様にとって充実した時間になりますように☆

 

 

泣きたいとき、人生に疲れた時に読むべき一冊

今日は昨日の続きです。重松清さんの作品「カシオペアの丘で 下」(講談社文庫)について考えたことをお話していこうと思います。

上巻も涙が止まらない場面がありましたが、下巻は本当に止まりませんでした。生きることを見失っている人に読んで欲しいです。

 

☆内容

 29年ぶりに帰った故郷で、病魔は突然暴れ始めた。幼馴染たち妻と息子、そして新たに出会った人々に支えられて、俊介は封印していた過去の痛みと少しづつ向き合い始める。消えていく命、断ち切られた命、生まれなかった命、さらにこれからも生きていく命が織りなす暖かい涙があふれる交響曲。(裏表紙より)

 

 

☆最も印象に残った文章

 

「俺たちがガキの頃に教わった勇気とは、未来に立ち向かう勇気だった。でも、俺は思う。大人になったら、勇気はもう一つ加わる。過去とまっすぐに向き合う勇気だ。後ろを振り返るべき時には、きちんと振り返るという勇気だ。」

 

どんな人でも人生において沢山の後悔や過ちを犯すと思います。それが自分の中で大きければ大きいほど振り返るのは怖いけれど、振り返って真相を知ったりわだかまりを解くことで過去の過ちから自分を許すことに繋がるのだと思います。でも振り返っても過去の出来事をかえることができるわけではないんですよね…だからこそ未来に立ち向かうことよりも何倍も勇気がいるのかもしれないと思いました。

 

 

過去を振り返るって以前紹介した、村上春樹さんの作品「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」からも読み取れたな…と思い出しました。

良かったら読んでみてください。

 

skyybluee.hatenadiary.jp

 

 

 

今回の「カシオペアの丘で」は本当にいい作品です。上下巻があって長すぎて読めないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、すらすら読めると思います。ハンカチも忘れずに一人の空間で読んで思う存分号泣してくださいね。

 

 

 

今日もあと少しですが、皆様にとって充実した時間になりますように☆

 

泣きたい、死にたいときに読むべき小説

今回は重松清さんの作品の一つの「カシオペアの丘で」(講談社文庫 )について心に残ったことを紹介しようと思います。この話は上巻と下巻に分かれているので、今回は上巻についてお話します。

 

 

☆内容

 丘の上の遊園地は、俺たちの夢だった。肺の悪性腫瘍を告知された39歳の秋、俊介は二度と帰らないと決めていた故郷へ向かう。そこにはかつて傷つけてしまった友がいる。初恋の人がいる。「王」と呼ばれた祖父がいる。満天の星がまたたくカシオペアの丘で再開と贖罪の物語が静かに始まる。(裏表紙より)

 

 

☆過去の過ちに許しを請うこと

 この話に出てくる人は過去に様々な過ちを犯したことを心に抱えて生きていました。ここでの過ちは犯罪などの人に迷惑をかけることではない(他者から見たら仕方なかったこと)のですが、ずっと自分が悪いと心に抱え公開の念を抱いています。皆さんもそのような出来事が一つや二つあるのではないでしょうか。過去の過ちに許しを請うことは自分自身がその過ちを許せていないということなのだということに納得しました。でもそれは罪を償うものも許されるものも真摯でなければならないということなのだと思います。

 

☆家族とはなにか、友人とはなにか

 家族のありがたみ、家族の大切さについて考えさせられます。同時に信頼できる友人とはどういうことなのかも考えさせられます。家族を突然亡くして教えたかったことを教えるまもなく亡くしてしまうこと、がんの宣告を受け家族とどう向き合うのか、自分が思い悩んでいるときに寄り添ってくれる本当の友人がいるのか、自分の残りの人生をどう生きるのか、残された人はどう許しを請えばいいのか…たくさんのことを考えさせられます。当たり前のように過ごす家族や友人との時間も有限ではないことを思い知らされます。一日一日をどう過ごしたら後悔しないのか…

 

本を読んで考えてみてください。

 

 

はじめて小説を読んでこんなにも泣きました。年かな(笑)

一見、死について書かれた物語にも思えますが、生きること、大切な人が死に残された人はどう生きたらいいのかを教示してくれているような気がします。

 

生きることにつかれた人、あなたの大切な誰かのことを思って読んでみてください。

きっと何かが変わると思います。

 

 

今日もあと少しですが、皆様にとって充実した時間になりますように☆

 

弱い自分を消し去りたい(私の昔ばなしです)

私が小学生の時祖父が亡くなった。

肺がんだった。

亡くなる直前まで抗がん剤の副作用でとても苦しそうだった。私はとても可哀想だと思った。他にも抗がん剤の副作用で苦しむ人が沢山いることは理解していた。だから副作用の少ない薬を作りたいと思った。

「薬剤師になって新薬の開発をするんだ」

と思ったきっかけだった。

 

高校生のとき、国立薬学部に進学しなければ夢は叶わないことを知った。だから必死に勉強したつもりだった。でも、校内には私よりもできる人が沢山いた。こんな私でも常に上位をキープ出来た公立の中学とは違っていた。第1志望にしていた高校に落ちていたことも重なり、すっかり自信をなくした。もう無理なのかなと諦める気持ち、あの時の夢をちゃんと叶えたいという気持ち、本当は何がやりたいのだろうかという気持ちがぐちゃぐちゃであった。

 

高校三年生のとある授業でAIの話がでた。新薬の開発はAIが進めるから人の手は要らなくなるだろう、との事だった。その話をした先生は私の担任であったこともあり、私の将来の夢を知っていた。にもかかわらず、そんな話をしてきた。しかも私の方を見ながら。「あなたにはそんな夢は叶えられる分けない」と言わんばかりに。

 

結局受験は上手くいかなかった。

上手くいく人達はきっとその言葉を聞いて見返してやるという思いで必死に勉強し合格していくのだろう。私の人生においてそのようなサクセスストーリーはまだない。いや、これからもないのかもしれない。

 

今も思う、「このままの人生でいいのだろうか。人生を変えたい。でも、こんな私が何もできるはずがない。何者にもなれないクズなんだ」と。

 

人生において正解も不正解もないのだろう。

夢は努力しなければ叶わない。

しかし、努力しても叶わないこともきっとある。

だからまずは努力をしなければいけない。

その最初の1歩さえも出ない自分をこの世の中から消し去りたい。

 

 

月曜日、つらい

月曜日って憂鬱になりませんか?

あー、今週もはじまったと…

皆さんは今週の目標を立てることはありますか私は毎週立てるようにしています(そうしないとだらだらと過ごしてしまうので…泣)

 

ということで今週の目標を紹介していきたいと思います(誰得でしょう、すみません)

 

①早起きをすること!

 今月の目標が早起きをして勉強をすることなのですが、先週は全く出来なかったので今週中に習慣付けをしたいと思います!

目標は5時におきることです。

早起きって言わないよ!とご指摘を受ける関しれませんが、寝るの大好き人間なのでこれでもつらいです…お許しください…

少しずつ慣れてきたら、もう少し早起きして朝起き人間になれたらいいなと思っています。とりあえず今週は毎日5時起き!頑張ります!

 

②二冊の本を読むこと

 今月は学校の方が忙しく、本を読む時間がないのでは?というくらい予定が詰まっていますが、隙間時間に読んでいきたいと思います。

本を読むのはすきなのですが、取り掛かるまでに時間がかかってしまうタイプの人間です。読んだら考えたことをブログにアップ出来たらいいなと思っています。

良かったら、覗いてみてください。

 

 

今日は誰も特にならない無いようになってしまいましたが(毎日か笑)、最期までお読みいただきありがとうございます。

 

 

本日も残りわずかですが、皆様にとって充実した時間になりますように☆

 

 

 

 

買いたいもの

購買欲って無限に出てきますよね…

 

そんな中でも、私の今買いたいものは食器洗い機です!

 

現在自宅の食洗器が壊れていて手で洗っています。それが苦痛です…

買いたいけど10万円くらいしますよね…

 

家事の中で食器洗いが一番苦痛。本当に苦痛。

前に食器洗いのことを信じられないので自分は手洗い派と宣言していた人がいたんですよね。なんてすばらしいのだと感心しました。同時にその人とは一緒には暮らせない!とも思いました(笑)食器洗いは相手に任せて、他のことは私がやるという役割分担にしてもらうかですね(なんの話だ笑)

 

そんなことはさておき、お金をためて何としても我が家に食器洗い機をおむかえしたいです。バイト掛け持ちしようか検討中。学校忙しくてそんな時間がないのですが…

大学生って思ったよりも学校大変なんだなって思いました。(多分特に医療系)社会人に比べたら自由な時間が沢山あるのだとは思いますが。時間がないと嘆くのではなく、自分で時間を捻出していこうと思います。

 

今日は短めですがこの辺で。

 

本日も残りわずかですが、皆様にとって充実した時間になりますように☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平等に対応するとは何か考えさせられた一冊

今回は伊坂幸太郎さんの「チルドレン」(講談社文庫 2007.5.15初版)という作品を読んだ感想を伝えたいと思う。

 

 

☆あらすじ

 独特な正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々―。

何気ない日常に起こった5つの物語が1つになったとき、予想しない奇跡が降り注ぐ。ちょっとファニーで、心温まる連作短編小説。(裏表紙より)

 

☆陣内から教えられたこと

 昨今ジェンダー平等について活発に議論がなされることが多くなったと思う。私はジェンダー平等という言葉にすら疑問を感じていた。女だからと女性をひとくくりにするのはおかしいのではないだろうか、と。人は人、同じ人なんていないし、生き方に形なんてないのだと思う。それをひとくくりにしようとするからおかしくなるのではないかと思っていた。(政治をするうえである程度区別する必要はあるのかもしれませんが...。)

 

 話の中でジェンダー平等については触れられていないが、陣内の考え方にとても共感したしもっとそのように考える人が増える世の中になったらいいのにと感じた。特にそのように感じた、小説のネタバレにはならない程度のエピソードを二つ紹介する。

 

1つ目は陣内の友人である全盲の永瀬との会話の一部である。

永瀬は全盲であり普段は盲導犬と共に行動をしている。そのため街の中にいても全盲であると周囲の人が認知する機会が多く、街の中で声をかけられてたりお金を渡されることがあるそうだ。陣内と待ち合わせをしていた永瀬が陣内を待っている途中に、全く面識のない婦人から5000円を渡された。陣内はそれを知って怒りだす。なぜ、永瀬にだけ5000円をあげ自分にはくれないのか、と。陣内は永瀬に「どうしてお前だけ5000円もらえるのか」と尋ねると永瀬は「目が見えないからじゃないか」と答える。それを聞いた陣内は「そんなの、関係ないだろ」といった。陣内にとっては永瀬のことを一人の人、自分と対等な人間であると認めているからこの発言ができるのではないかと思った。私だったら全盲だから仕方ないかとか、かわいそうという感情が先に出てきてしまうと思った。平等にしないといけないとわかっていても、そういう感情がでてきてしまうと思う。

 

2つ目は陣内が職業である家庭調査官の同僚にアドバイスを指定シーンである。その同僚は家庭調査官として、とある夫婦の離婚についての相談を受けていた。旦那さんは三度目の結婚で、二回とも不倫し離婚しては不倫相手と結婚することを繰り返していた。私は人間としてどうなんだと突っ込みを入れたくなってしまった。しかし陣内はそれはそういう生き方だから仕方ないし、今回も同じだろう、そういう生き方があってもいいのではないかと言っていた。これぞ人に平等に接するということなんだろうと思った。

 

 

陣内のように、人は人とonly one であると考える人が増えたら世界はもっと平和になるのではないかと思う。

 

本日も残りわずかですが、皆様にとって充実した時間になりますように☆